Uターン転職とは、生まれ故郷以外で働いていた人が何らかの理由により勤めていた職場を辞め、地元に戻ること。通常の転職では会社だけでなく職種も変えることが多いですが、Uターン転職の場合は主に居住地や生活圏などライフスタイルを変更します。東京大阪のような都心部で働いていた人が、地元に戻って再就職する場合が多いです。介護職は地方でも求められることが多い職種のため、都心部での働き方に悩んだ時にはUターン転職という選択肢も視野に入れてみましょう。
都会で問題なく働いていた人でも、就職して数年後に生活が安定し始める頃、両親が年齢的な問題を抱えることがあります。介護が必要となった親から突然「地元に戻ってきてほしい」と言われることもありますし、仕事として介護に携わっていることから「自分の両親の近くに住んで支えてあげたい」と考えて戻ってくる人も多いです。介護が必要な親のために職場がある都会と地元を往復することは簡単なことではなく、心身ともに疲弊して自分の生活が崩れてしまう恐れがあります。
「子供の年齢が小さい間は、自然がたくさんある場所でのんびりと子育てしたい」と思って介護職でのUターン転職を考える人も少なくありません。自分自身が育った環境で子育てを行えるメリットもありますし、都会で過熱する受験戦争から身を遠ざけることもできます。地方都市で介護職員を必要としている施設は多くあるため、都会での働き方に疑問を感じた際には介護職を続けながら地元に戻ることを選択肢の1つとして考えてみることをおすすめします。