ここ数年、地方移住を応援する補助金や支援金などの充実や、実際に地方に移住した方たちのYouTubeが話題になるなど、地方に目を向ける人が増えています。転職を考えているならば、地方の求人も探してみると、意外と良い条件で転職できるかもしれません。
地方へ移住するといっても、すでに退職してのんびり畑仕事をやりたい…、という方でなければ、地方都市へ移住する方が仕事をする上でも、実際の生活面でも断然便利です。特に、お子さんがいる場合は、いきなり田舎に移住するよりも、地方都市へ移住する方が進学や学業などへの影響が出にくいというメリットがあります。
介護職の場合、特に収入面や仕事内容に地域差があるか気になります。実際、東京から北陸の地方都市へ移住した30代の介護職の方は、月の給与が5~6万円少なくなったそうです。賞与も合わせれば年間80万円くらいの差です。ですが、住居費が安くなったり、野菜や魚など施設の入居者のご家族や近所の方から頂いたりして、食費が少なくなったそうです。東京に住んでいた頃は、同僚と飲みに行ったり、休日は家族でカフェやテーマパークへ行くなど交際費や娯楽費の出費が大きかったですが、地方都市へ転職してからは、車通勤なので同僚と飲みに行く機会が減り、少し足を伸ばせば海も山もあるのでキャンプやバーベキュー、海水浴などアウトドアを楽しむ機会が増え、出費が自然と少なくなりました。収入が減っても生活水準は以前と変わらないそうです。むしろ、家族で過ごす時間や、近所の方たち、施設で働くスタッフたちとの交友が増え、人生が充実しているということです。